majime - note
青松 基のブログ。デザイン・アート・日常のことなどとりとめなく書き綴っています。
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グラフィック or 建築
2010年 04月 13日 (火) 01:59 | 編集
例えば一戸建てを設計する建築士と、
パルコの広告をデザインするグラフィックデザイナーとのあいだにある
明確な違い。エンドユーザーとの直接対話と、
不特定多数に向けたオープンなコミュニケーション。
どちらが正しいとかではないけれど、
一見して真っ当なことをしているのは間違いなく建築家だ、
と僕は思ってしまう。

これは不特定多数の読者を想定して雑誌をデザインする
自分も完全にあてはまることなんだけど、
不思議なのは、エンドユーザーとの対話を一方で欲しつつ、
それが具体的になってしまった時点である種世界がそこで
閉じられてしまうということへの倦怠感も、一方で感じること。
二つの相反する気持ちを抱え込みながら、
あーでもないこーでもないとぐつぐつしながら作っている自分の中には、
敢えて言うなら多少のマスターベーション的思考がある。
これは事実だけれど、ボールは壁ではなく虚空に放り投げたほうが
きっと面白いことが起こると、これだけは信じたい。

1対1対応の答えを見つけながら組み上げていくような仕事も、
してみたいなと思う。みんなオープンなコミュニケーションに
慣れすぎてしまって、むしろ無責任というほうがしっくりくることが多い。
何かそこに、期待のような、希望のような、夢といっても差し支えないような、
そういうキラッとしたものをこめて、ものを作ってる人の作品は、
やっぱりそれそのものがキラッとしている。それは確かだ。
1対1の問答の中には、雑誌のデザインよりは明らかに確かな答えがある。
(もちろん1つではないし、正解は確かめようもないもの同じだけど、
 なんていうんだろう、答えの「確度」は高いというか。)
そういった小さな答えを、海辺で貝殻を拾うように、
ひとつずつ拾いながらものを作る感覚を、味わってみたいとも思う。

それでも僕は、建築家には、ならないと思う。

むしろちょっと離れたところで、
その答えを拾う姿を、眺めて楽しむくらいが丁度いいのかなと思う。

確かな結果が欲しいわけじゃないのだと思う。

瞬間芸のように、その時、その時間にしか生まれ得ないものを、
作り続けるオープンエンドな感覚は、きっと建築よりも、
グラフィックデザインのほうが面白いに決まってる、と言い切ってみる。

近接した違う分野の人と話すのはやっぱり面白いなぁ。
もっとしたい。
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この記事へのコメント
Re: タイトルなし
たしかに~ 返りかたがおもろいってのもありますよね。
僕もまずは編集部っていう壁に向かって投げてはいるんですけど、
そこは本当にキャッチボールすべき相手の1割くらいだと思うんですよね。
(割合に根拠はありませんが。。。)

こんどはなしましょう~
2010/ 04/ 14 (水) 00: 54: 13 | URL | AOMATSU Hajime # -[ 編集 ]
オレは、ボールは壁に投げたほうが面白いと思うぜ!
自分の投げ方次第で、ボールの返り方も違うから。

って、そういう話ではないよね。
オレはこういう、明確な答えが無い話、人によって意見が違ったりする話って結構好きだなぁ。
今度じっくり聞かせて頂戴。
2010/ 04/ 13 (火) 21: 59: 38 | URL | 32 # WFJbR0dA[ 編集 ]
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