majime - note
青松 基のブログです。デザイン/アート/日常のことなどとりとめなく。
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ひさびさに再開してみます
2009年 05月 17日 (日) 03:33 | 編集
なんだか思わせぶりなエントリーで終わっていて
なかなか書き出しづらい感じに自分でしてしまったなーと
少し後悔していましたが、気にせずちょっと書いておこうかと。

別にブログが書けないくらい忙しかった訳でもなく、
でも別に何もしていなかったわけでもなく、
いつもこうして有象無象を夢想して暴走して失踪で
終わってしまうところを、なんとかカタチにしようと
自分を叱咤しているところで。
とわいえなかなか集中力が続かないので
やっと時間が取れはじめた今具体的に少しずつ動こうかと
思っています。

自分のやっていること/やってみたいこと/今興味のあること
を、ストレートにつなげてみるとどうなるのかを
試してみようと思っています。
まだまずは自分でできることを。人を巻き込むかは未定で。

こうして方向性を持って物事を考えはじめると、
思わぬところで見たもの感じたものが繋がっていくことが
最近の発見。

午前中に今日で終了の
内藤礼 「カラー・ビギニング」を駆け込みで見に行く。
ホワイトキューブでどんな展示をするんだろうと
ずっと気になって楽しみだった展示。
内藤礼さんの作品は、日常生活との距離感が全くない、
延長線上の美や発見に溢れていて、
帰り道が毎回心豊かになる。
日々生活することの中にある美を意識しはじめると、
料理をすることや、玄関に花をいけること、
トイレを掃除することさえ豊かで美しいことに思えてくる。
それで帰るのが楽しみになるのだ。

最近読んでいた『ポール・ランド、デザインの授業』でも
そんなことが書いてあって、それを展示に向かう
電車の中で読んでいただけに、スッと繋がっていったのが
不思議で、一人でドキドキしていた。
ポール・ランドについては大学で先生に何度も
聞いてはいたけど、こうして文献を読むのは初めてで、
これからちゃんと読んでおきたいデザイナーの一人。

関係ないけど『007 カジノロワイヤル』は名作。
僕の中でボンドはダニエル・クレイグになっちゃった。
ピアース・ブロスナンはなんかいけすかなくって最後まで馴染めなかった。
『4分間のピアニスト』も名作。ドイツ映画は『ラン・ローラ・ラン』くらいしか知らないけど。
サントラ絶対買います。DVDも。
最近欲しい本は『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』と、
『LIFE-fluid,invisible,inaudible・・・』のDVD。まだ買えない。。。
さて、そろそろ考えよう
2009年 03月 25日 (水) 02:53 | 編集
儲かるためだけの媒体としての出版物より、
採算はギリギリでも世の中の生きたコミュニケーションの
一部として機能するようなモノの創り手になりたい。

言葉は悪いけれど、
「金儲け」が先行すると、その出版物が世に必要とされているかより、
どれだけ買う人間がいて、お金が入るのか。
類似の出版物との差別化、効率的プロモーションのしくみ、
同じ守備範囲のものとフレームは同じで、
違った服を着せるのがデザイナーの仕事になってしまう。

服をつくるのが楽しいのはデザイナーとして別に
間違ったことではなくて、むしろここが楽しいのは大前提。
その上で、その服を着る人間と直接対話し、
その人間の内面から関わっていこうとするスタンスが、
デザイナーの仕事をより充実させ、一歩先の
職能として機能しはじめる。
と、思う。

さて、その具体的手段について、
そろそろ具体的に何かしなければいけないと思っている。
日頃の鬱憤を晴らすだけがブログの役割ではないのは
自覚しているので。

さてどうしようか。

考えながら書けるのもまたブログのいいところで。
このライブ感が何か繋がる気もしている。

さて、考えよう。
建築家の話を読むのが好き という話
2009年 03月 18日 (水) 02:14 | 編集
やっぱり建築家が語るのを読むのは単純に楽しい。
小説を読むような感覚。

『1995年以降─次世代建築家の語る現代の都市と建築』『1995年以降─次世代建築家の語る現代の都市と建築』
(2009/02/21)
藤村 龍至TEAM ROUNDABOUT

※画像クリックでアマゾン


現役建築家の藤村龍至氏の、膨大な量の対話の一部。
僕は5割も理解できていないのかもしれないけれど、
いわゆる「郊外化」を問題意識として、
サリン事件や神戸大震災などの重大ニュースが多かった
1995年を起点に、近い世代の建築家たちと
インタビューというカタチで対話している。

どの建築家も、それぞれ独自の批評性を持って
日々の「設計」という行為に臨んでいるのがわかる。
それぞれが、社会に対するなんらかの問題意識、
それは「美」「経済」「方法論」「組織論」などさまざまだが、
そこから出発して独自の地平を開いている印象がある。
(僕は実際に個々の建築家の建造物を見ていないので)

かえって、デザイナー、こと視覚伝達の世界の中で、
こういう動きがなかなかおこらないのはなんなんだろう。
50、60年代の、『グラフィックデザイン』の活発な時代を経て、
ヴィジュアルコミュニケーションという言葉が生まれて以降、
包含する概念ができはしても、そこでの議論は逆に
熱を失ってしまった印象が、僕らの世代にはある。
大学内での研究レベルと、実際に広告や本・雑誌などの
印刷物をデザインしている現場レベルとの著しい乖離。
「対クライアント」がある以上、デザインという
側面だけでの批評が成り立たないのではなく、
(それは建築ではむしろいっそう強いはずで)
お互いがお互いを表面上褒め合うような、生温さがある。

何かモノ・コトをカタチにする以上、
そこには何かしらの「批評性」が、
良くも悪くも織り込まれるわけで、
それを意識しつつ、さらにそれを相対化したい欲求が、
建築家の話を読んでいるとむくむくとわいてくる。

そういう場って創れないものかな。もうあるのか実は。
実際自分はそういうことに疎いのでこんなに偉そうなことを
書ける人間でもないのだけれど、
どうにかしてみたい、自分になにかできないかというは、
いつも考えている。
08年度contact展を見に行ってきた
2009年 03月 16日 (月) 01:38 | 編集
ムサビの視デ選抜展、contact展を見に行く。

去年/一昨年は大学構内の卒業制作展で済ませていたので、
今回は自分の代以外のものを見に選抜展に行くのは初めて。
視覚伝達の展示はじっくり作品と対峙しないと作品の本当の良さ、
おもしろさがわからないので、
今日は短い時間でも本人の作品解説が聞けて、貴重な体験に。

学生の真摯な問題意識と粘り強い制作の過程を見るに、
我に返って考えることは多く、若干気が引けるのもありつつ、
やっぱり見に行って良かった。

チヒョルトをテーマにした学生は
正直やっぱり気になっていたのだけれど、
ツアーの短い時間の質疑応答でしか話せず、
ちょっと残念。
先達の偉業を尊敬するとともに、
どうやってそこに自分のスタンスを取って、
自分の足で立っていくのか、興味深い。
そんな話がしたかったなぁ。

僕は直接教えを受けたわけではないけれど、
やっぱり勝井先生の言葉はパワフルで、元気が出る。
「デザインは生き様」「未来への責任」
こんな言葉を、自分の生の言葉として語られる姿を見ると、
単純に勇気がわいてくる。

考えるべきことはたくさんある。
そろそろこのブログについても
少し総括して考えるべきようなことがある気もするし。
自分を社会の中に投げ込んだときの
その足場をどうするのか。
そこがとにもかくにも出発点。
国立本店:第2回 本のしごと・トーク に参加
2009年 02月 08日 (日) 23:55 | 編集
昨日帰ってすぐ寝てしまったので、
昨日の出来事ですが。



第2回
本のしごと・トーク/
デザインジャーナリスト山本雅也の仕事・中川憲造
●link
に参加。


今回で二回目になる、本の仕事に関わるあらゆる分野の人を
幅広く呼んでお話を聞きつつ、訪れた人同士も
コミュニケーションできる場。会場が小さな本屋さんなので、
定員もかなり少ないけれど、それだけ濃密なトークに。
先週の木曜日にTokyo Art Beatのイベント告知を見て、
定員10名だというので大急ぎでメールしたら
意外とすんなり予約できたのはまだあまり認知されてないからかな。
国立には学生の頃ちょくちょくきたことがあったけど、
こんな素敵な場所があったなんて知らなかった。


国立本店
●link

(駅の反対側には萩原修さんのご実家の素敵文房具屋さんもあるらしい)
つくし文具店
●link

スピーカーの

中川憲造さん
●link

萩原修さん
●link


もともと、今回のトークの主旨であるはずの
山本雅也さんのことをほとんど知らず、
むしろこの場所と、中川健造さんのお話を聞いてみたいと
思ってきたので、(他にもこういう方がけっこういた)
ご本人たちのお話されたいことが聞けたのかは
ちょっと疑問が残るけれど、今の日本のデザイナーが
おかれている現状だとか、中川さんの仕事に対する考え方、
お二人にとっての山本雅也さんとはどんな人で
あったのかとか。お話をきいていて、
ご本人に出会えなかったのは本当に残念だと思った。


山本雅也さんの書籍

“インハウスデザイナー”は蔑称か“インハウスデザイナー”は蔑称か
(2005/11/01)
山本 雅也

商品詳細を見る


トークの内容は多岐に渡っていたのでとてもまとめきれないけれど、
中川さんのお話のなかで印象的だったのは、

日本のデザイナーには3つの種類の職種が足りない。
1つはインフォメーションデザイナー。
情報をいかに整理し、正確に伝えるのか、
その道のプロフェッショナルがいないこと。

2つめがプロデューサー。大きなプロジェクトになれば
なるほど、全体を俯瞰してプロデュースし、ひっぱれる
デザイナーが必要だが、そういう人材が少ない。

3つめがジャーナリスト。マスにのっかるデザインの話題は
全て事例紹介で、社会との繋がりのなかで
現在を批評するプロフェッショナルがほとんどいない。

この3つめに該当する数少ない人物が
山本雅也さんだったということ。
(他にも名前を挙げてらっしゃったけどわかならかった・・・)


分業化が進んでいるこの業界の中で、
それぞれの行程がズピーディーに進んでいく反面、
無駄や手間など弊害が生まれることを、
デザイナーが俯瞰してプロデュースすることで、
関わる全てのひとを幸せにできるはずだというお話など。



ものすごく楽しそうにお話しされる中川さんを見ていて、
すごく勇気をもらった気がする。
もっと先を、高みを見て仕事をしよう。
全ての人の幸せのために。

まだまだ紹介したい話はあるんだけど、
今日はここまで。
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